TCU 研究者一覧
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TCU Research Directory 2018 97 相談に応じられるテーマ人口減少時代となった今日、これまでに大量につくられた建物を知恵を絞って今後も長く使い続けることや、建物や都市のダウンサイジングの手法等が求められています。また、既に失われてしまった貴重な建築を何らかの形で残していくことも重要で、それらを主に建築構法や建築生産の視点から研究しています。「設え変更のための自由度の高いインフィルはどうあるべきか」「超高齢社会における単身世帯の居住環境をどうするか」「失われた建物を仮想空間でどう再構築・保存するか」等のテーマに対して、各種調査や開発・実験を行っていきます。研究内容と目指すもの既に失われてしまった貴重な建築作品の資料を収集・分析・補完し、BIM(Building Information Modeling)で再現することで、視覚的のみならず、技術的に再評価することを試みる。最近の研究テーマ外部資金● 基盤研究(C)「SI方式による転用可能なコア・ユニットをもつ仮設住宅システムの開発研究」(H26.4-H28.3)ほか科研費5件● (財)トステム建材産業振興財団「スペース・ファニチャーによる住宅改変手法の開発研究」(H20.4-H23.3)ほか(科研費以外の)外部資金4件知的財産権・関連論文情報・著書● BIMによる仮想的な建築の再生・復元● SI住宅における可変インフィルの開発● 超高齢化社会・防災のためのスモールハウス等の開発キーワード小見 康夫 教 授オミ ヤスオ建築材料工法 小見研究室所属研究室工学部 建築学科建築・土木建築・土木所属建築構法、建築生産、建築再生現存しない建築構法の再現● 「板倉構法を用いた応急仮設住宅の解体と災害公営住宅への転用に関する事例調査」日本建築学会技術報告集Vol.57, pp775-778, 2018.06● 「戸建住宅における水まわり設備機器の平均使用年数の算定」日本建築学会計画系論文集 Vol.79, No.704, pp2273-2281, 2014.10など日本建築学会の審査付き学術論文17件ほか関連論文情報● 「3D図解による建築構法」市ヶ谷出版(H25.2)● 「耐火木造[計画・設計・施工]マニュアル」エクスナレッジ(H24.3初版、H30.4第2版)● 「図説テキスト建築構造」彰国社(H9.12初版、H23.9第2版)ほか著書DIY住宅改修のための自立積層型家具の開発共通BOXモジュールの積層により、複合用途の家具をDIYで自由に構成することのできるシステムを開発・試作し、実物件に適用してその効果を検証する。

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