産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業

活動報告

ワールド・カフェ方式のグループ・ディスカッションを実施しました。

2013年2月15日

2月13日(水)、東京都市大学世田谷キャンパスにて、文部科学省「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」採択プログラムに基づき、学生参加型教育の普及と実施方法の改善を目的とした取り組みの一環として、「技術者として社会で活躍するためにはどんな力が必要か、どうやってその力をつけたらよいか」をテーマとするグループ・ディスカッションを行いました。ディスカッションは、少人数に分けたテーブルで自由な対話を行い、ときどき他のテーブルのメンバーとシャッフルして対話を続けながら参加者全員の意見や知識を集める「ワールド・カフェ方式」で行われ、工学院大学、芝浦工業大学、拓殖大学、東京電機大学及び本学の学生22名が参加しました。

講師の芝浦工業大学 工学部教授、学長補佐の中村朝夫氏よりワールド・カフェのやり方やカフェ・エチケットについての説明を受けた後、ワールド・カフェ1ラウンド目は大学ごとにグループに分かれ、与えられたテーマに対して自由にディスカッションを行いました。各グループには模造紙や付箋、マーカーなどが用意されており、各参加者の意見を書き込みながら自由に会話する形式でディスカッションが進められました。1ラウンド目が終了すると、テーブルホストを残してグループをシャッフルし、2ラウンド目、3ラウンド目を実施。前のグループが残したアイデアを共有したり、まったく新しい意見を出したりしながら議論を深めました。最終ラウンドでは最初のグループに戻り、各ラウンドで集めた意見を集約して1枚のシートにまとめる作業を行いました。

最後に、グループごとにまとめた内容を発表する時間が設けられ、最終ラウンドで整理したシートを基にプレゼンテーションを行いました。どのグループもコミュニケーション力やチャレンジ精神、チームワークなどを重要な要素として捉えていることに加え、「理想や夢を追い求める意欲」を重視する意見も多く見られたのが印象的でした。