産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業

活動報告

「産業界が求める力を知る特別講座」が開催されました。

2014年2月26日

11月16日(土)及び30日(土)の両日、産業界のニーズに対応した人材の育成に向けた取組の一環として「産業界が求める力を知る特別講座~有価証券報告書を読み解く仕事研究~」が開催されました。昨年度に引き続き、今年度は60名の学生が参加した本講座では、世界的に企業や学生へ講演を行っているNPO法人楽学生活協会 代表理事の金子フランク氏を講師にお招きし、有価証券報告書を使ったグループワークを通して企業研究の方法について学びました。

金子氏は「自分の身の回りの成長企業を分析し、まずは興味を持つことが大事です。企業の分析方法が分かれば、どんな企業の分析でもできるようになります」と語り、米国で個人投資家が株式を選ぶのに使うSSG(Stock Selection Guide)のビジュアル分析、有価証券報告書、決算短針といったツールを利用した分析方法について、ケーススタディーを交えながら講義が行われました。

グループワークではまず、大手自動車メーカーやアパレル企業のデータシートを参照しながら、売上・営業利益・一株利益・株価の高低の4つの数字をグラフでビジュアル化し、過去の売上や一株利益のトレンド線から過去の成長率を読み解き、将来5年の予想成長率を分析しました。次に有価証券報告書の入手方法や読み方についての説明を受けた後、グループディスカッションを通して実際の企業の事業内容や1年会計年度内の業績、対処すべき課題などについてグループごとに分析を行いました。最後に各グループの代表者が発表を行い、質疑応答を交えながら活発なディスカッションが行われました。