活動報告
「産業界のニーズに対応した技術者の育成」学生によるグループディスカッションを実施しました。
2014年3月5日
2月13日(木)、芝浦工業大学豊洲キャンパスにて、文部科学省「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」採択プログラムに基づき、首都圏に立地する大学における産業界のニーズに対応した教育改善を目的とした取り組みの一環として、「私たちの世代の強みは何か。20年後にどんな社会を築くことができるか」をテーマとするグループディスカッションを行いました。ディスカッションは、他のテーブルとメンバーを何度かシャッフルしながら対話を繰り返す「ワールド・カフェ方式」で行われ、工学院大学、芝浦工業大学、拓殖大学、東京電機大学及び本学の学生26名が参加しました。さらに民間企業から産業界コメンテーターの方にもご参加いただき、各グループのディスカッションに加わっていただきました。
カフェホストの芝浦工業大学 工学部教授、学長補佐の中村朝夫氏よりワールド・カフェのやり方やカフェ・エチケットについての説明を受けた後、大学ごとのグループでディスカッションを行う第1ラウンド、メンバーをシャッフルして行う第2ラウンド、第3ラウンド、最初のグループに戻ってディスカッション内容をまとめる最終ラウンド、という流れで進められました。カジュアルな雰囲気の中、模造紙や蛍光ペン、付箋を使いながらアイデアを出し合い、合計90分間のディスカッションタイムはあっという間に過ぎていきました。
全体セッションでは、最終ラウンドで整理したシートを基に各グループがプレゼンテーションを行い、コミュニケーション能力や協調性、共存性、情報収集能力などのキーワードを交えながらさまざまな意見が発表されました。最後に産業界コメンテーターの方々より、
- ・異質なものを組み合わせることで新しい気付きが生まれるので、今回のようなディスカッションは
貴重な経験になる - ・世界で戦うにはもっとハングリー精神が必要では?
- ・議論をする際には主体性が大事。自分はこうしたい、自分は何ができるのか、という視点があると
さらに発展性があるのではないか - ・よき企業人になるためには、自分独自の情報と判断基準を持つことが重要
- ・最初に何かを始めるときは一人だが、その最初の一人になる勇気を持ってほしい
といった講評が述べられ、140分にわたるグループディスカッションは終了しました。





