産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業

活動報告

社会で必要なジェネリックスキルを測定する、PROGテストの受験結果解説会が行われました。

2015年01月26日

12月16日(火)、東京都市大学世田谷キャンパスにおいて、PROG受験結果解説会が行われました。PROGとはProgress Report On Generic Skillsのこと。社会に出た際に役立つ「リテラシー(知識を活用して問題を解決するチカラ)」や「コンピテンシー(人と自分にベストな状態をもたらそうとするチカラ)」といったジェネリックスキル(基礎力)は、自分の場合は何かを考え、社会で必要になる能力向上に生かしてもらおうというものです。大学1年生時に1回目を受験し、今年3回目の受験になる機械工学科・生体医工学科・電気電子工学科・経営システム工学科の3年生を対象に、事前に受験したPROGテストの結果をもとに、しっかりと自分自身の「強み」や「弱み」を認識することが目的です。今回の解説会ではPROGテストを行った株式会社リアセックの松谷育代氏による説明が行われました。

この解説会では、学生各自が自身のPROGテストを参考にしつつ、自分の長所や短所について考えていきます。その中には自分でも自信のある長所もあれば、指摘されるまで気付かなかった短所もあります。そうやってあぶり出された強みを伸ばし、弱みを克服し、それをきちんと就職活動の場で伝えられるようになることが大切です。そうした松谷氏の解説に耳を傾ける学生たち。PROGテストの結果という形で、自分の傾向が明確になっている分、学生の理解度も早いようです。今回の解説会は約90分でしたが、何日間もかけて自己分析を行うよりも多くのことを、学生たちも理解できたはずです。

学業で優秀な成績を収めたり、勉強以外の分野で何かに打ち込んだりといった経験は、学生にとっての財産です。けれどもそれをいかに上手く伝えられるかどうかで、就職活動の結果が大きく変わることも考えられます。東京都市大学では、これからもPROGテストなどの取り組みを通して、学生の成長をサポートしていきます。