産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業

取組テーマ

首都圏に立地する大学における産業界のニーズに対応した教育改善

選定状況

申請地域関東甲信越
幹事校名青山学院大学
連携校名お茶の水女子大学、大妻女子大学、工学院大学、駒澤大学、芝浦工業大学、昭和女子大学、女子美術大学、専修大学、拓殖大学、東京家政大学、東京電機大学、東京都市大学、東京未来大学、法政大学、明治学院大学、目白大学、東京家政大学短期大学部
本取組の目的は、首都圏に立地し、それぞれの特色と資質を持った連携18 大学が、業種・職種によって異なる産業界のニーズに対応し、社会的・職業的自立力を持った人材の養成に資するため、カリキュラムの改善・充実を行い、産業界と密接に結び付いた新しい人材育成プログラムを開発することです。さらに、国際的な評価基準をもつ技術者を育成するための教育手法の開発、教育改善に取り組み、これらの目的を達成するために、以下のテーマ1~5を設定します。
テーマ目的方法・事業内容成果
テーマ1
産業界ニーズの把握
産業界と大学が求める能力のギャップを埋めるために、個々の大学の条件に合った産業界ニーズの把握方法を開発する。調査方法として、フォーカス・グループ・インタビューによる手法を利用し、調査目的に合わせてサンプリングした学生へのインタビューを実施して手法を習得するとともに、各大学への普及を図る。開発された手法を個々の大学が利用することにより、通常のアンケート調査よりも掘り下げて、個々の大学に必要な産業界のニーズを把握できる。
テーマ2
社会的・職業的自立力の測定手法の開発
社会的・職業的自立力を測定する尺度を検討するとともに、より効果的な測定手法を開発する。既存の複数の測定方法を比較検討して、測定手法の策定に必要な条件を抽出し、これをもとに産業界のニーズを反映した測定手法を開発する。各大学は、それぞれの学生への測定手法の適用可能性を検討し、自大学に適合した測定手法を採用できる。
テーマ3
産業界のニーズに対応したカリキュラムの開発・体系化
産業界のニーズに対応したカリキュラムの開発・体系化をおこなうために、先進的な取組の事例等の調査、検討をおこなう。個々の大学で実施されているカリキュラムを調査、検討して、カリキュラム開発・体系化を行い、同時に、産官学連携会議等の協力を得て、産業界の学業への考え方を把握し、反映させる。産業界のニーズに対応し、学生の社会的・職業的自立をはかるために大学が備えるべき科目、カリキュラム体系を構成する。
テーマ4
産業界との連携による人材育成プログラムの開発
産業界との連携のなかで、社会人として必要な「働く力」をも つ人材育成プログラムを開発する。働く場面を想定したビデオ教材の開発、催事販売インターンシップなどPBL型教育、海外企業・団体と協働する海外インターシップなどを開発する。制作したビデオ教材の利用、各大学の インターンシップへの参加等を通じて、人材育成プログラムを共有する。
テーマ5
産業界のニーズに対応した技術者の育成
産業界のニーズに対応した社会的・職業的自立力を有する技術者を育成するための教育改善・充実をはかる。学生参加型(Student Engagement 型)教育の普及と実施方法の改善を目指して、事例調査、PBL研究会の開催、ワールドカフェ形式のディベート等を実施する。社会的・職業的自立力を有する技術者を効果的に育成するためのSE 型教育の手法を開発・普及させる。