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カーボンフットプリントと環境情報見える化

世田谷キャンパス7号館屋上の太陽光パネル。横浜キャンパス2号館に同型のパネルを設置。

環境学部 環境経営システム学科
伊坪 徳宏 教授

1998年東京大学工学系研究科材料科学専攻博士課程修了。博士(工学)。独立行政法人産業技術総合研究所ライフサイクルアセスメント研究センター LCA手法研究チーム長などを経て、2005年武蔵工業大学環境情報学部(現東京都市大学環境学部)助教授。2013年より東京都市大学環境学部環境マネジメント学科(現環境経営システム学科)教授。2016年より2022年まで大学院環境情報学研究科長を務める。現在、総合研究所サステナビリティ学連携研究センター長も兼務する。

脱炭素社会の実現には、製品・サービスの原材料採取から廃棄、リサイクルに至る全プロセスのCO2排出量を見える化し、これらデータを収集、分析して、包括的に環境負荷を低減していく必要があります。私の授業では、都市大オリジナルの約4000項目に及ぶカーボンフットプリント用データベースソフトを新たに導入し、横浜キャンパスに設置される太陽光や風力発電の実測データ、工場IoT関連のデジタルデータなどを活用しながら、カーボンフットプリントの算出スキルや、環境負荷のデータ分析力を高める、実践的で専門的な教育を行います。この教育を通して、環境人材としての独自性、専門性に加えて、確固とした情報技術力を備え、脱炭素社会の構築に貢献できる人を育てます。

カーボンフットプリント用データベースを使って実践的な授業を展開。
演習授業では、太陽光発電から得られるデータも使用する。
©明珍美紀