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第1回東京都市大学・東京大学生産技術研究所学術連携シンポジウムが開催されました。

2012/10/19

東大生研合原教授・堀田教授・東大生研中埜所長

 

10月16日(火)、東京大学生産技術研究所An棟コンベンションホールにて、第1回東京都市大学・東京大学生産技術研究所学術連携シンポジウムが開催されました。東京都市大学と東京大学生産技術研究所が人材育成や研究協力を行う学術連携の一環として、教授陣による講演及び研究紹介が行われました。

シンポジウムに先立ち、東京都市大学・生産技術研究所学術連携見学会が行われました。見学ツアーでは、グループごとに分かれ、木質構造デザイン工学の腰原研究室、応用マイクロ流体システムの藤井研究室、数値流体力学の大島研究室などをまわり、資源循環型材料としての木材の活用方法やセルエンジニアリング、バイオ・マイクロ流動現象など各研究室の専門テーマについて、パネルや実験装置などを示しながら説明されました。

シンポジウムでは冒頭、生産技術研究所 中埜良昭所長より「東京都市大学と生産技術研究所の学術連携では、教育活動の相互協力・教員の相互交流・共同研究の推進の3つの柱をテーマに掲げ、お互いの特質を活かしながら連携していくことを趣旨として発足しました。本シンポジウムは、この共同研究がどのように進みつつあるか、その具体的な中身を知って頂くために開催いたしました」と開会の辞が述べられました。

次に宿谷昌則東京都市大学環境情報学部教授・東京大学生産技術研究所客員教授が登壇し、「エクセルギーで読む人の住まい・熱環境」というテーマで講演されました。講演では、人にとってもっとも身近な環境空間である建築環境において、生物学的・熱力学的視点から見た「エクセルギー」の概念が解説されました。続いて東京都市大学及び生産技術研究所の教授陣8名による共同研究紹介が行われました。

最後に本学の中村英夫学長より「東京都市大学と生産技術研究所の学術連携は、まだ始まって2年あまりですが、お互いの連携が長く続くことで密接な関係が生まれ、さらに大きな成果が出ることを確信しています」と閉会の辞が述べられ、シンポジウムは終了しました。

 
生産技術研究所 中埜所長による開会の挨拶   東京都市大学教授・生産技術研究所客員教授の宿谷教授による講演
 
「ナノカーボン構造体と超小型電気刺激発生装置を用いた脳・脊髄神経の再生促進に関する基礎研究」を紹介する平田准教授(東京都市大学 )   「半導体Si/SiGe二次元ホール系における量子輸送現象」を紹介する町田准教授(生産技術研究所)
 
握手を交わす本学中村学長(左)と東京大学生産技術研究所 中埜所長(右)   会場の様子
 
見学ツアー(腰原研究室)   見学ツアー(大島研究室)

■第1回 東京都市大学-東京大学生産技術研究所 学術連携シンポジウム

講演・共同研究紹介プログラム一覧

講演 「エクセルギーで読む人の住まい・熱環境」
東京都市大学教授・生産技術研究所客員教授 宿谷 昌則
共同研究紹介 「宇宙建築と宇宙構造に関する合同研究会」
生産技術研究所 教授 川口 健一
「ナノカーボン構造体と超小型電気刺激発生装置を用いた脳・脊髄神経の再生促進に関する
基礎研究」
東京都市大学 准教授 平田 孝道
「半導体Si/SiGe二次元ホール系における量子輸送現象」
生産技術研究所 准教授 町田 友樹
「コンクリート内部を貫通する鋼材に生じる劣化の非破壊評価」
東京都市大学 准教授 白旗 弘実
「マイクロフルイディクスデバイス製作のための厚膜レジスト塗布法の開発」
東京都市大学 准教授 冨士原 民雄
「FIRST最先端数理モデルプロジェクトと東京都市大学・生研学術連携」
生産技術研究所 教授 合原 一幸
「自動車車内環境の熱的構造把握」
東京都市大学 助教 永野 秀明
「共焦点マイクロPIVによるマイクロチャネル内混相流断層画像の3次元再構築に関する研究」
東京都市大学 教授 向井 信彦

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