<研究概要>
橋梁を安全に供用するためには、橋梁の損傷や劣化を常にモニタリングし、継続的に状態を把握することが重要である。この橋梁の常時モニタリングにおける大きな課題の一つが、長期的な電源供給である。
本研究では、橋梁振動を利用した環境発電(Energy Harvesting)の高効率化、および得られた発電エネルギーを用いた橋梁モニタリングシステムの構築を目的とする。また、発電エネルギーをバッテリー等に蓄積することによって、多用な活用が期待できる。本研究は、橋梁の振動特性に基づいた環境発電デバイスの設計・製作、供用中の橋梁における実証実験、有限要素法(FEM)解析等を組み合わせることによって実施する。