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電気電子工学科 Electrical and Electronic Engineering
※2019年4月、電気電子通信工学科へ名称変更。
電気電子と情報処理の知識で、この国の産業と生活を支える。
産業と生活をあらゆる面から支えている「電気・電子技術」と、最先端技術の基盤となっている「情報処理技術」とを高いレベルで融合させることで、さらなる有効利用と新しい可能性を探求する都市大の電気電子工学科。実践的な授業のもと、電気・電子工学の専門知識と技術を学び、エキスパートとして活躍できるエンジニア・研究者を育成します。
学びの特色
電気・電子の基礎から、最先端までを専門的に学ぶ
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広範囲にわたる電気・電子分野を総合的に学べるカリキュラムを導入。1年次後期から専門性を鍛えます。
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量子・ナノデバイス工学、計算電子工学、システム制御工学、電気機器工学、応用計測工学、電力応用工学の6 つの分野を用意しています。
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3年次後期からの卒業研究では、最先端の研究を行う研究室に所属。成果次第では、学生が学会での発表を任されるビッグチャンスもあります。
教育研究分野
量子・ナノデバイス工学
シリコン半導体デバイスのベースとなっている先端技術を学ぶ。
微細化ならびに低消費電力・高機能化が進展するシリコン半導体デバイス。そのベースとなっているのが、デバイス作製プロセス技術の高度化、先端的な材料評価計測技術など、材料・デバイス両面での技術革新です。これらの先端基本技術を充実した実験設備を用いて学びます。
【主な研究テーマ】
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Ⅳ族半導体を用いた超高速デバイスの作製、量子ドットによる発光とフォトニック結晶制御
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大型放射光施設(SPring8)を用いた先端的X線光電子分光法による材料表面と界面構造の計測
計算電子工学
材料・デバイス・システムの特性・性能を計算機を駆使して予測する。
半導体システムの革新には、計算機を駆使して材料・デバイス・システムの特性と性能を予測する計算電子工学が非常に重要な鍵を握っています。
先端的な材料・デバイス・システムを対象に、その原理から実際のシミュレーション、設計手法までを修得します。
【主な研究テーマ】
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第一原理計算、有限要素法、モンテカルロ法などのシミュレーションによる材料特性とデバイス構造・動作特性の評価と解析
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システムレベル設計記述言語からのSoC(System On a Chip)最適設計や、ハードウェア自動合成に関する研究
システム制御工学
システム設計の要求に対応できる、現代制御理論などの基幹技術を学ぶ。
デバイス・要素技術が複雑にからみ合って動作する電気・電子機器。それを探究するため、時間応答システムの取り扱いと古典制御理論、多変量システムの取り扱いと線形計画法、システム状態方程式と現代制御理論を修得。システム設計の要求に対応できる基幹技術を学びます。
【主な研究テーマ】
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ロボットのモーション制御
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産業機器への制御系の実装[マイコン DSP(Digital Signal Processor)]
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モータ・アクチュエータの駆動システムの設計
電気機器工学
一般産業、生活で用いられている、モータなどの機器を主に研究。
一般産業、民生において広く用いられ、さらに裾野が拡大しているモータなどの機器が主要テーマ。機器を駆動系や負荷を含めたシステムとして捉え、実際に設計・試作・実験を繰り返しながら、全体を理解する視点と次なる創造へとつなげる能力を磨きます。
【主な研究テーマ】
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家電製品や一般産業用動力源に用いるモータ駆動システム
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リニアモータ、リニアアクチュエータ、磁気浮上、超電導応用多次元アクチュエータ、ナノ・マイクロマシンの研究
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無停電電源装置(USP)用電力貯蔵システム、ハイブリッド自動車、電気自動車、その他自動車用アクチュエータ(電動パワステなど)
応用計測工学
電力の発生・輸送の過程で必要な電力システム技術などを学習。
電力の発生・輸送の過程で不可欠な高電圧・大電流技術。その中で求められる材料物性や計測技術を含めた電力システムに関わる基礎技術とその体系を学修。また、研究面では、大電流アークの制御に向けたシミュレーションや計測、再生可能エネルギーやスマート電力ネットワークに関する研究に取り組んでいます。
【主な研究テーマ】
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遮断器の信頼性向上に向けたアークの減衰過程の解明
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電力系統における脱調遮断条件の解明
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パルスアーク溶接の放電物理と溶融池現象の解析
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太陽光発電の活用に関する研究
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次世代直流送電のシミュレーション
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電力系統のエネルギーマネージメント
電力応用工学
プラズマの応用、電力社会システムの環境改善技術などを中心に学習。
電気エネルギーの有効利用の例として、プラズマの応用、電力社会システムに求められている環境改善技術などを中心とし、その課題に対する問題解決方法を学びます。研究面では、プラズマの効率的な発生装置の開発やシミュレーションなどに取り組んでいます。
【主な研究テーマ】
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船舶用ディーゼル排ガスの浄化
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プラズマ中の粒子移動シミュレーション解析
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プラズマによるVOCの処理
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パルス放電によるオゾンとNOxの生成
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プラズマによる食物成長の促進効果
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高分子絶縁材料の放電劣化解析
卒業後の進路
ネットワーク・コンピュータファームウェア開発やマルチメディア研究開発などコンピュータ関連をはじめ、半導体関連、機械・機器製造、ネットワーク・通信関連はもとより、一般企業、教育・研究機関、官公庁、自治体など、幅広い活躍の場が想定されます。
系統
電気・電子・ハードウェア系
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電気機器
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電子・電算機器
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半導体
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音響機器
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輸送機器
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精密機器
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電力
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電気設備
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ハードウェア関連 ほか
電子・ソフトウェア系
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電気機器
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電子機器
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精密機器
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情報機器
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放送
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通信
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ソフトウェア関連 ほか
職種
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電気・電子機器設計・開発
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回路・システム設計・開発
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半導体設計・開発
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制御システム設計
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光学技術設計・開発
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生産技術・プロセス開発
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品質管理・生産管理
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システムエンジニア
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サービスエンジニア
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セールスエンジニア
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教員
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公務員
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研究員 ほか
進学
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大学院の修士・博士後期課程へ