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国際連携環境融合科学専攻
東京都市大学・エディスコーワン大学
国際連携環境融合科学専攻
International Collaborative Program of Transdisciplinary Sciences for Sustainability
between Tokyo City University and Edith Cowan University
専攻分野の紹介
教育目標と身につく素養
本専攻では、エネルギーや工学的観点を基軸として、「生産」技術(SDG7)、「消費」行動(SDG12)、「政治・経営」(SDG9)の3分野とこれらの分野を有機的につなぐ共通科目群で構成する教育(SDG4)を通して、以下の知識・能力・教養を習得させることを目的とします。
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脱炭素技術を迅速に導入し、自然を破壊せず効果的に活用することで2050年カーボンニュートラル社会の実現に貢献できる専門的な技術力及び知識(SDG13, 15)
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グローバルリーダーとして、高い専門性と俯瞰的な視点を持ち、困難な課題に真摯に取り組み、社会文化背景の異なる国を跨ぐ問題解決のための提案と具体的な行動を自発的に起こすことができる能力(SDG17)
本専攻の教育課程は、専門科目と、専門科目を有機的につなぐ共通科目の2つの科目区分からなり、専門領域を分野横断的に幅広く学ぶために、大半の科目を専門科目に位置付けています。専門科目は、領域ごとの知識を教授するための講義形式の科目と研究指導に相当する演習形式の科目からなり、前者については、本専攻の研究領域である「持続可能な生産」、「持続可能な消費」及び「環境政策及び環境経営」に対応する「生産」、「消費」、「政策・経営」の3つの科目群に分け、いずれの領域を軸として学び、研究に取り組みたいかを考えながら履修できます。領域ごとの専門科目は両大学の教員が担当する当該科目で構成されています。また、科目区分「共通」では、関連分野に関する基礎的素養を涵養するための科目が配置されています。
2年次前期に、修士論文または特定課題研究報告書の主題及び研究計画を主指導教員に提出します。また、主指導教員等は、研究指導計画に基づいて指導を行い、後期には、修士論文または特定課題研究報告書の中間発表会を開催します。最後に行う修士論文または特定課題研究報告書の発表会では、集大成として修士論文または特定課題研究報告書の研究に関する内容を発表します。
なお、1年次及び2年次を通して、開催されるその他の研究発表会等への参加を推奨します。
専攻のポリシー
アドミッションポリシー
現代社会では、環境、経済、社会の様々な課題が複雑に、かつ、深刻化しており、従来の専門分野を超えて、横断的かつ総合的に問題の解決をはかることが求められています。
[人材の養成及び教育上の目的]
本専攻では、環境、情報、都市生活に関わる世界の持続可能な社会構築に向けた諸問題に注目して、真摯に、かつ、専門性を持って課題の解決と相互の発展に貢献する人材の養成を目指しています。これを実現すべく、以下の項目を私達と共有できる学生の入学を求めます。
[求める人物像]
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本研究科の掲げる教育理念及び目標への共感
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現代の国際社会における問題意識
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国際的、未来的、学際的な視点
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問題の解決に対する実践的取り組みへの意欲
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他者とのコミュニケーション力
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世界の持続可能な発展に寄与する人材として持つべき倫理
カリキュラムポリシー
[研究科目]
環境、情報、都市生活に関する諸問題の解決に必要となる科学的思考、調査・分析・評価能力を涵養するため、いずれかの教員の研究室に所属し、本学教員の直接指導のもとで「文献研究・演習」、「特別研究」を履修します。
[領域ごとの授業科目]
環境、情報、都市生活に関する特定領域について、分野横断的な幅広い知識と分野ごとの深い知識の両方を身に付けた人材を育成するため、領域ごとに「専門科目」を設置し、複数領域の単位修得を可能とします。
[連携外国大学による専門科目]
国際社会において環境科学領域で実践的に活躍できる人材を育成するため、連携外国大学が提供する環境科学に関する専門科目を履修します。さらに、連携外国大学教員からの直接指導による「Postgraduate Science Project」を履修して、世界で通用する専門力を修得します。
ディプロマポリシー
所定の年限在学し、以下の知識と能力とともに所定の単位数を修得し、必要な研究指導を受けた上で修士論文又は特定の課題についての研究成果等の審査及び最終試験に合格した者に、修士(環境学)の学位を与えます。
[専門知識・応用力]
環境、情報、都市生活に関する世界の共通課題について深く考察し、持続可能社会の構築に寄与するための専門知識と研究能力を身につけた者
[分析力・構想力]
現代の国際社会が直面する環境、情報、都市生活に関する諸問題に対する科学的思考、調査・分析・評価を通して解決方法を構想し、提案できる能力を身につけた者
[研究倫理]
適切な研究倫理と多様性に配慮しつつ、研究を継続して実施、発展させる熱意と資質があると認められる者
教育課程表
指導教員
修了後の進路
本専攻では,国によって異なる視点や価値観を融合して問題を発見して解決する能力と異文化適応能力を涵養し,アジア大洋州でリーダーシップを発揮できる人材を養成することを目的としていることから,次のような進路が考えられます。また,本専攻では,高度の専門的職業人としての進路に重点をおきつつも,環境情報学専攻博士後期課程への進学を念頭に,研究者としての進路も考えられます。
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環境情報学専攻博士後期課程への進学
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脱炭素社会・自然共生社会・循環経済の構築に寄与するためグローバル企業の技術開発者
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国際機関,政府・自治体担当者,NPO,NGO
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アントレプレナー
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サステナビリティ学を牽引する研究者