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人文・社会科学教育部門 Department of Humanities and Social Sciences
人文・社会科学教育部門紹介
当部門は、学生の幅広い知的好奇心に応えるため、西洋史、日本史、心理学、視覚芸術史、デザイン概論、倫理学、日本国憲法、民法などの科目を開講しています。 人社系の科目に即効性はありませんが、大学時代に学んだ基礎は人生を通して効いてきます。
科目概要
視覚芸術史(1)(2)
視覚芸術とは、絵画、彫刻、建築といった視覚で捉えられる芸術のことである。本科目では、産業革命以降から20世紀初頭のヨーロッパにおける視覚芸術の変遷をたどっていく。また、それらの日本への影響、日本からの影響なども解説することで、多様な価値観の存在を知ってもらえればと思う。他地域の芸術を学ぶことで、よりいっそう身近な文化への理解を深めてもらいたい。
デザイン概論(1)(2)
世の中にデザインされていないものはあるだろうか。「口紅から機関車まで」日常のありとあらゆるものがデザインされていると言えるであろう。デザインとは何か?明日の世界を創造するために、デザインについて考えてみたい。本科目は、視覚芸術史(1)(2)に連続するもので、バウハウスから日本のデザインへの認識を高め、理解を深めてもらえるよう進めていきたい。
倫理学(1)
倫理学は、哲学の一分野であり、人と人との間に生成する価値、規範、善悪などを考える学問である。本講義では、倫理学の基礎となる、私と他者の問題、そして両者を架橋する言語の問題を中心に講義する。
倫理学(2)
バイオメディカル・エシックス(生命医学倫理)を講義する。生命が問われる現場では価値観・倫理観が激しく対立する。生命の問題を医学・医療関係者に任せきりにせず、日常生活の中に置き直し、自らの問いとして考えてみよう。
日本史(1)
日本の前近代史、古代国家の成立から近世(江戸時代)までを概説する。日本史の特徴は、中世・近世が武家政権時代だったことにある。「サムライの国」とイメージされるように、これは東アジア世界では異例であった。軍事力を背景に持つ武家政権が続いた歴史を踏まえつつ、時代ごとにトピックを絞り、教科書的な歴史とは違った視点から講じていく。
日本の政治
戦国大名と織田・豊臣政権を対象に、掘り下げた講義を行う。戦国時代は、幕末と並んで人気の高い時代である。しかし江戸時代以来の誤解が数多く残っており、実際にはどのような時代であったのか、捉え直していく必要がある。歴史的に起こった事象はひとつだが、それをどう評価するかは、設定する視点によって変化する。そうした歴史学のあり方を学んでもらいたい 。
法学
法学についての基礎的なことがら概観したうえで、日常生活において特に身近な法である民法(総則、物権、債権総論、契約)について学ぶ。具体的設例の検討を通じて学ぶことで、身近な出来事を法的に分析することができる能力(法的思考力)も身につけてもらいたいと考えている。
西洋史(1)
本科目は、ヨーロッパの古代から中世の歴史、いわゆる西洋前近代史について論じる。特に、遺跡をはじめとする生の資料や、日本も含めた現代における西洋前近代の受容のあり方から、時空間的に遠い西洋前近代を身近に感じとってもらいたい。
西洋史(2)
本科目は、ルネサンスを起点とするヨーロッパ史(近世・近代)について概説する。「グローバル化」や産業革命、あるいは帝国主義などは現代とも直結しうるが、これら事象を、文学作品や映画も絡めて学ぶことで、現代社会の成り立ちを深くリアルに捉えてほしい。
専任教職員紹介
※氏名をクリックすると、詳細が開きます。
岡山 理香(おかやま りか)
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職名:教授
専門分野・研究テーマ
専門は、日本および西欧の視覚芸術史、とくに近代建築・デザインの歴史と理論を中心としています。副専攻として造形芸術理論コースを開設します。
山本 史華(やまもと ふみか)
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職名:教授
専門分野・研究テーマ
専門は哲学と倫理学です。伝統的に自己/他者論として扱われてきた問題領域を人称の観点から再検討し、それを現代の倫理的課題と結びつけて考察しています。犯罪における倫理的責任のあり方や臨床医薬研究の倫理などをこれまで研究してきました。現在は、いのちをめぐる倫理に関心を持っています。生命倫理学の諸問題、そして3.11後のいのちのあり方について考えています。ベガルタ仙台の熱烈サポーターです。
丸島 和洋(まるしま かずひろ)
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職名:教授
専門分野・研究テーマ
専門は日本中世史、特に戦国大名論が中心です。戦国時代を中世から近世に変化していった移行期の一部と捉え、室町時代の終わりから江戸時代の初期までを一括して研究を進めています。
大沼 友紀恵(おおぬま ゆきえ)
増永 理考(ますなが まさたか)
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職名:准教授
専門分野・研究テーマ
古代ギリシア・ローマ史が専門です。ローマ支配期のギリシア人世界を対象に、都市、弁論、あるいは奴隷からみえる当時の社会実態を解明しています。