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人文・社会科学教育部門 Department of Humanities and Social Sciences
人文・社会科学教育部門紹介
人文・社会科学教育部門紹介
当部門は、学生の幅広い知的好奇心に応えるため、西洋史、心理学、視覚芸術史、デザイン概論、倫理学、日本国憲法、民法などの科目を開講しています。 人社系の科目に即効性はありませんが、大学時代に学んだ基礎は人生を通して効いてきます。
科目概要
科目概要
西洋史(1)
ヨーロッパは、古代ギリシア・ローマの文明、ゲルマン人の精神、キリスト教の3要素から構成されていると言われる。これに基づき、本科目では、ローマ帝国の繁栄と没落、キリスト教の成立と発展、ゲルマン的封建社会などヨーロッパ「前近代史」を取り上げ、時にはグリム童話を素材にしながら、まさに教養としての西洋史を身につけてもらう。
西洋史(2)
ルネサンス以降のヨーロッパ「近代史」を取り上げる。オランダ、イギリスによるアジア進出はヨーロッパにコーヒーやお茶、砂糖、綿製品などを持ち込み、これらが貿易の拡大、産業革命、世界の一体化、帝国主義といったダイナミックな展開をもたらしていくことになる。日常生活と西洋史を結びつけながら、教養としての西洋史を身につけてもらう。
心理学(1)
心理学の基本領域である「学習」、「欲求」、「動機づけ」という3つのテーマを中心にして学んでいく中で、自己および他者の行動、またその変容について理解することを目的とする。ただ単に心理学の知識を獲得するだけではなく、各自が自身の体験と心理学の理論や知識とを結びつけられるようにしたい。
心理学(2)
人間の「発達」、「教育」という心理学の重要なテーマを中心として、遺伝、環境、自己認知の関連について理解することを目的とする。ただ単に発達心理学や教育心理学の知識を獲得するだけではなく、各自が自身の体験と心理学の理論や知識とを結びつけられるようにしたい。
視覚芸術史(1)(2)
視覚芸術とは、絵画、彫刻、建築といった視覚で捉えられる芸術のことである。本科目では、産業革命以降から20世紀初頭のヨーロッパにおける視覚芸術の変遷をたどっていく。また、それらの日本への影響、日本からの影響なども解説することで、多様な価値観の存在を知ってもらえればと思う。他地域の芸術を学ぶことで、よりいっそう身近な文化への理解を深めてもらいたい。
デザイン概論(1)(2)
世の中にデザインされていないものはあるだろうか。「口紅から機関車まで」日常のありとあらゆるものがデザインされていると言えるであろう。デザインとは何か?明日の世界を創造するために、デザインについて考えてみたい。本科目は、視覚芸術史(1)(2)に連続するもので、バウハウスから日本のデザインへの認識を高め、理解を深めてもらえるよう進めていきたい。
倫理学(1)
倫理学は、哲学の一分野であり、人と人との間に生成する価値、規範、善悪などを考える学問である。本講義では、倫理学の基礎となる、私と他者の問題、そして両者を架橋する言語の問題を中心に講義する。
倫理学(2)
バイオメディカル・エシックス(生命医学倫理)を講義する。生命が問われる現場では価値観・倫理観が激しく対立する。生命の問題を医学・医療関係者に任せきりにせず、日常生活の中に置き直し、自らの問いとして考えてみよう。
ポスト3.11を考えるゼミナール
ポスト3.11の社会が、プレ3.11と同じような社会であり続けるならば、またいつか同じ被害が繰り返されるだけだ。我々は、3.11から何かを学ばなければならない。それは何なのかを考えるために、プレ3.11とポスト3.11を比較する視点を持とう。そして、何を変え、何を維持すべきなのか、を学際的な視野に立ちながら、ともに追究していこう。履修後、希望の持てるゼミにしたい。
法学
法学についての基礎的なことがら概観したうえで、日常生活において特に身近な法である民法(総則、物権、債権総論、契約)について学ぶ。具体的設例の検討を通じて学ぶことで、身近な出来事を法的に分析することができる能力(法的思考力)も身につけてもらいたいと考えている。
教員紹介
教員紹介
※教員氏名をクリックすると、詳細が開きます。
新保 良明(しんぽ よしあき)
職名:教授(共通教育部長)

専門分野・研究テーマ
専門分野・研究テーマ
専門は西洋史ですが、特に古代ローマ史を研究しており、ローマ帝国の都市や帝国官僚に着目しながら、巨大帝国の支配構造の解明を目指しています。
岡山 理香(おかやま りか)
職名:准教授

専門分野・研究テーマ
専門分野・研究テーマ
専門は、日本および西欧の視覚芸術史、とくに近代建築・デザインの歴史と理論を中心としています。副専攻として造形芸術理論コースを開設します。
山本 史華(やまもと ふみか)
職名:准教授

専門分野・研究テーマ
専門分野・研究テーマ
専門は哲学と倫理学です。伝統的に自己/他者論として扱われてきた問題領域を人称の観点から再検討し、それを現代の倫理的課題と結びつけて考察しています。犯罪における倫理的責任のあり方や臨床医薬研究の倫理などをこれまで研究してきました。現在は、いのちをめぐる倫理に関心を持っています。生命倫理学の諸問題、そして3.11後のいのちのあり方について考えています。ベガルタ仙台の熱烈サポーターです。
大沼 友紀恵(おおぬま ゆきえ)
職名:准教授

専門分野・研究テーマ
専門分野・研究テーマ
専門は、民事法です。文化財の所有権に関する法制度および文化活動に関連する法律問題に関心があります。