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教職教育部門 Department of Teacher-Education Course
教職教育部門紹介・教職課程紹介
本学では、以下の表に示すように、中・高校教諭の一種免許状を取得することができます。人間の成長にたずさわる教員の仕事は、やりがいのある、魅力的な仕事です。他方で、社会の変化が激しい今日、教員に期待される役割や責任も、これまで以上に大きくなっています。そのため、教員をめざすみなさんには、「学校教育」や「教科の指導法」などに関する専門的な知識・技能はもちろんのこと、幅広く常識や教養を身につけ、社会性や協調性を高め、コミュニケーションスキルなどを磨いていくことが求められます。それぞれが所属する「学科での勉強」に加えて、教職課程を履修することは時間的にも内容的にもかなりハードですが、「教職課程でしか学べないもの」があります。なお、履修にあたっては、「教職課程への登録」が必要になります。詳細は「学修要覧」を参照してください。
学部 | 学科 | 免許状の種類 (教科) |
理工学部 | 機械工学科 | 高等学校教諭一種免許状 (数学,工業) |
中学校教諭一種免許状 (数学,技術) | ||
機械システム工学科 | 高等学校教諭一種免許状 (数学,工業) | |
中学校教諭一種免許状 (数学,技術) | ||
電気電子通信工学科 | 高等学校教諭一種免許状 (数学,理科,工業) | |
中学校教諭一種免許状 (数学,理科,技術) | ||
医用工学科 | 高等学校教諭一種免許状 (数学,理科) | |
中学校教諭一種免許状 (数学,理科) | ||
エネルギー化学科 | 高等学校教諭一種免許状 (理科,工業) | |
中学校教諭一種免許状 (理科,技術) | ||
原子力安全工学科 | 高等学校教諭一種免許状 (理科,工業) | |
中学校教諭一種免許状 (理科,技術) | ||
自然科学科 | 高等学校教諭一種免許状 (数学,理科) | |
中学校教諭一種免許状 (数学,理科) | ||
情報工学部 | 情報科学科 | 高等学校教諭一種免許状 (数学,情報) |
中学校教諭一種免許状 (数学) | ||
知能情報工学科 | 高等学校教諭一種免許状 (数学,情報) | |
中学校教諭一種免許状 (数学) | ||
メディア情報学部 | 社会メディア学科 | 高等学校教諭一種免許状 (情報) |
情報システム学科 | 高等学校教諭一種免許状 (情報) | |
人間科学部 | 人間科学科 |
幼稚園教諭一種免許状 |
お知らせ
学習相談
場所 |
7号館講師室の周辺 |
時間 |
月曜の2限 |
問い合わせ先 |
平山勲先生(ihirayam@〜) |
※@以下については「tcu.ac.jp」をつけてお送りください。
掲載内容は授業期間中の予定です。授業開始までの期間については実施していません。
教員採用試験対策
場所 | 7号館73D教室(前期中。後期の実施場所は未定) |
時間 | 月曜の3限 |
問い合わせ先 |
平山勲先生(ihirayam@〜) |
※@以下については「tcu.ac.jp」をつけてお送りください。
科目概要
教育原論
「教育とは何か」という「問い」を出発点に、<教える>ことの不確実性、学校で学ぶことの意味、大人と子どもの関係、<教育>ができること・できないこと等を多角的に論じる。教育に関する基礎的知見を養うとともに、問題意識を醸成し、「教育」を広い視野から主体的に考えていくことができるようにしたい。
教職論
教師たちは日々、どのような仕事を行い、何に悩み、何を喜びとしているのか。教師という職業に求められる専門性とは何なのか。本講義では、教職を考えるうえで核となる知識や概念をとりわけ「学校と教師の現実」に即して論じていく。ビデオ視聴やグループ・ディスカッションも積極的に取り入れる予定である。講義を通じて、みなさんが教職への理解を深め、今後どんな学習をしていけばよいかを考える手がかりを得ることを願っている。
教育社会学
教育社会学は、広い意味での教育について社会学的に研究する学問である。研究対象は、教育内容や学級経営はもちろんのこと、家庭や地域社会における子どもの成長のあり方、友だち関係、進路選択の問題など多方面にわたる。本講義では、基礎的な理論と方法を概説するとともに、調査データの読み取りやディスカッションも交えて、教育社会学のおもしろさと奥深さを感じられるようにしたい。
教育心理学
教育心理学は、教育に関する心理学的な事実や法則を明らかにし、子どもたちの発達や学習を援助していく学問である。本講義では、知識獲得のプロセス、学習への動機づけ、パーソナリティ、不適応などについて、事例を交えて学んでいく。
教育課程論
教えるべき(学ぶべき)内容を選択し、編成したものが教育課程(カリキュラム)である。本講義は、教育課程の類型や学習指導要領の変遷を概説するとともに、教育課程を編成・改善するために不可欠な知識や考え方を身につけることを目標とする。
生徒指導・進路指導の理論と方法
教師の仕事において、教科指導と並んで重要なのが生徒指導・進路指導である。この講義では、生徒指導・進路指導の基本的な事項を学び、「学ぶこと」「生きること」「働くこと」の指導はいかにあるべきかを事例に則して探求していきたい。
数学教育法(1)
数学教育では、物事を多面的に見る見方、論理的思考を養うことが求められる。本講義では、まず数学の授業を理論的に考察し、それを実際の授業においてどのように具体化すべきかを検討する。いくつかの授業事例を紹介しながら、授業づくりの原則を学ぶ。そして、それらを参考に授業プランを作成し、実際に模擬授業を行うことで、理論と実践の統一を図っていきたい。
理科教育法(1)
理科は自然科学を題材にしながら、科学的な見方や考え方を養う教科である。それゆえ自然科学の概念・法則を教育内容としてどのようにとらえ、どう教材としていくかが授業づくりの大きな課題となる。本講義では、学習指導要領や多くの授業実践を検討しながら、授業づくりを学んでいく。学習指導案の作成、模擬授業なども行いたい。
情報教育法(1)
高等学校情報科の教育目標、内容、指導方法について、情報教育の体系的な位置づけおよび他教科との関連を理解するとともに、教育現場で授業を展開する上で必要となる教材研究・授業設計能力を修得する。さらに、実際の教材研究、指導計画作成の基となる各科目の内容および相互の関係を把握する。文部科学省学習指導要領を参考書とする。
専任教職員紹介
※氏名をクリックすると、詳細が開きます。
井上 健(いのうえ たけし)
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職名:教授
教育学という学問は、人びとの「教えたい(育てたい)」や「学びたい(できるようになりたい)」という思いや行動を問い直す営みです。そのためにも、何をどう教えるかだけでなく、人間の成長・発達、社会や文化のあり方を広く視野に収め、多角的・総合的に考えていくことが必要です。
巷では教育談義が花盛りですが、そうした「教育の論じられ方」をも相対化し、教育の事実や本質をデータや資料に即して冷静にとらえ直し、これからの時代にふさわしい教育を構想していくことをめざしています。
担当科目
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教育原論
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教職論
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教育社会学
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教育制度論
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教育実習(1)(2)
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教育実習事前事後指導(1)(2)
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教職実践演習(中・高)
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介護等体験
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教職総合ゼミナール
高橋 哲男(たかはし てつお)
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職名:教授
高度な内容に取り組んだ教室じゅうの子どもが、目を輝かせて「わかった」「楽しい」「もっと知りたい」という。そんな授業は果たして存在するのでしょうか。
存在しないかもしれませんが、そう思えばそれで終わり。だから、存在すると思う方へ一緒に歩き出してみませんか。きっと、困難を極める道です。でも、先輩たちの優れた実践に触れ、教える価値のある内容を私たち自身が学び直し、そんな授業を自らの手で創り出すことによって、存在を証明しようではありませんか。
こうした挑戦への、若い皆さんの参画に期待します。
担当科目
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数学教育法(1)(2)(3)(4)
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教育課程論
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教育実習(1)(2)
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教育実習事前事後指導(1)(2)
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教職実践演習(中・高)
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介護等体験
渡邉 大輔(わたなべ だいすけ)
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職名:講師
人類が数百万年かけて蓄積した学問・文化の本質をわずか数十時間のうちに獲得させるためには、学問・文化の醍醐味を味わい尽くせるような、知的満足感に満ち溢れた楽しい授業が必要です。このような授業の実現を目指すとき、そもそも学問・文化の本質とは何かが問われます。しかし、自然科学にしても数学にしても技術学にしても情報学にしても、それに対する明確な回答が用意されているわけではありません。それでも僕らは学問を深く学ぶことによって学習者からの厳しい要求に応える必要があると考えています。そのことによって「学問・文化はこんなにもおもしろい」ということを学習者とわかちあいたいのです。そのような「学問の本質をつかむ学問」「基礎・基本とは何かを問い続ける学問」としての教授学(教育方法学)研究を理論的・実践的に展開しながら、自然科学教育の具体的な課題に回答していきたいと考えています。授業でお会いしましょう。
担当科目
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理科教育法(1)(2)(3)(4)
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総合的な学習の時間の理論と方法
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教育方法学(ICT活用を含む)
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教育実習(1)(2)
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教育実習事前事後指導(1)(2)
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教職実践演習(中・高)
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介護等体験
平山 勲(ひらやま いさお)
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職名:教育講師
現代社会における私たちの生活は科学技術によって支えられています。と同時に、極めて高度化・巨大化した科学技術は、その影響力の大きさとは裏腹に、その実相がより見えにくくなっています。
このような時代の中で、子どもたちが技術を学ぶ意味とはどのようなことでしょうか。能動的・主体的に目的意識をもって子どもたちが取り組めるような実践の構築を目指す中で、学校教育における技術教育の意義や「技術とは何か」というような技術論に関わる本質的な問いについても考えていきたいと思います。提起された問題をともに考え、学び合えるような授業にしたいと考えています。
担当科目
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栽培(実習含)
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技術教育法(1)(4)
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工業教育法(1)
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教育実習(1)(2)
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教育実習事前事後指導(1)(2)
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教職実践演習(中・高)
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介護等体験