② 教育制度
本学では、教育の質をより高めることを目的として、以下の教育制度を導入しています。
クォーター制
1年間を4つの期に分けて学修するクォーター制を導入しています。
クォーター制により、主に以下の効果が期待されます。
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短期に集中して学ぶことで、多くの科目を同時に学ぶ場合と比べて、より高い学修効果が期待できます。
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授業科目の履修順序について、従来は学期毎または学年進行での学修が前提でした。 クォーター制導入に伴い、同じ学年内で最大4段階の学修が可能となり、より高い学修効果が期待できます。
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在学期間中に長期の学外研修等を行えるよう、教育課程を編成できるようになります。学外研修とは、海外留学、海外研修、国外や国内でのインターンシップが想定されています。多様な学外研修の推進や、さらなる国際化への進展につながります。
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教員が研究に集中する期間の設定を可能とすることで、より一層の研究力強化を図ります。
科目ナンバリング
授業科目に適切な番号を付し分類することで、学修の段階や順序等を表し、教育課程の体系性を明示する仕組みです。対象とするレベルや学問の分類を示すことで、学生が適切な授業科目を選択することができます。本学では、2017(平成29)年度から大学共通のルールにより、全ての学部・学科で科目ナンバリング制を導入して、学生が使用する学修要覧で明示しています。
GPA制度(Grade Point Average)
学生の成績評価方法の一種で、本学では、以下のとおり席次の算出等、学生指導のための基準に活用しています。
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(全学生対象)成績の評価方法
授業科目ごとの学業成績の評価を、秀,優,良,可,不可の5段階に分け、秀,優,良,可を合格とします。[2017年度以前の入学生のGPAの算出方法]
成績評価である秀,優,良,可,不可それぞれに対して4、3、2、1、0のグレードポイントを付与し、この単位当たり平均を算出します。算出された評定値が大きい順に順位がつけられます。[2018年度以降の入学生のf-GPAの算出方法]
従来のGPA方式のように一定の得点帯を同一のポイントに換算するのではなく、素点を重視した算定方法で、より厳密な成績評価が可能であるf-GPA制度を導入しました。授業科目ごとに、(科目の得点-55)/10の計算式でグレードポイントを算出し、その授業科目の単位数を乗じた数の合計を履修単位数で割って算出します。算出された評定値が大きい順に順位がつけられます。 -
各年次終了時にGPAが0.6未満(2017年度以前の入学生)/f-GPAが0.3(2018年度以降の入学生)未満の学生に対しては、退学勧告がなされます。(ただし、これは突然勧告がなされるわけではなく、クラス担任等から学習指導・生活指導等を行い、それでも学力不振が続いた場合に退学勧告となります。)
このような取り扱いは、1セメスター(半年)に履修登録単位数の上限を定め、標準的な履修を課した上で成績評価して行われるのが一般的となっています。
都市大スタンダード
「都市大スタンダード」とは、本学独自の外国語に関する全学共通カリキュラムで、入学者全員が英語基礎学力テストを受験し、客観的に能力を把握することからスタートします。
1年生ではまず、習熟度別クラスで習熟度別共通テキストを使用した必修科目を履修しますが、読む・書く・聞く・話すといった4技能をバランス良く学習できるよう、基礎固めから応用力養成まできめ細かい指導を行い、英語の力を一定レベル以上まで引き上げていきます。
2年生からは、各自の習熟度や興味に応じて選択科目を履修し、段階的なステップアップを目指します。
また、1年の学年末および2年の学年末には、入学時と同様の基礎学力テストが実施されるため、それまでの学習成果を確認すると共に、新たな目標設定を行うことができます。
ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、アラビア語、中国語、韓国語、日本語(外国人留学生対象)といった英語以外の外国語も学ぶことができます。
副専攻
副専攻プログラムは、学部及び学科等で所属学生に対して編成する教育課程(主専攻)以外に、学際的テーマ又は特定の学問分野について、教育課程を体系的に編成し提供することによって、学生の複眼的な思考力や統合的な理解力を育成することを目的としています。
副専攻プログラムは、学際的副専攻プログラムと学問分野別副専攻プログラムに区分しています。学際的副専攻プログラムは学際的なテーマに関連する授業科目によって編成し、学問分野別副専攻プログラムは特定の学問分野の授業科目によって編成しています。
データサイエンス教育とPBL
近年、データサイエンス教育への社会的な期待が高まり、あらゆる産業分野への適用が進んでいることに鑑み、本学では全学科対象の必修科目としてデータサイエンスリテラシーを導入しています。このようなデータサイエンス教育は、「複合的な社会問題に果敢に挑む人材を輩出する(本学教育目標)」ために全学展開しているSD PBL※においても特に重要な基礎力の一つとなっています。これらの教育を通して、理系・文系にかかわらず、データサイエンスの知識や手法を社会問題に適用し、その解決に主体的に取り組むことができる人材の育成に取り組んでいます。
(※ SD PBL=Sustainable Development Project organized Problem Based Learning:持続可能な社会の発展に資する人材育成に向けた本学独自の問題解決型科目)
卒業研究
手厚く親身な卒業研究を、全学部で実施しています。卒業研究は、学部教育の集大成として、本学の卒業生を擁する多くの企業の人事担当者や現場からこれまで高い評価を受けてきました。実学中心の濃密な卒業研究によって、学生は実践力を身につけて大きな成長を遂げることができます。2016(平成28)年度からは客観的な評価指標となる卒業研究ルーブリックを各学科で作成し、レポート、討論への参加、実験、グループワーク、プレゼンテーションなど、各学科のルーブリックのマトリックス表を活用し、卒業研究の指導や評価を行っています。
教育講師
学生時代に社会と密接に関わることや、優れた実務経験を持つ企業人やプロフェッショナル、エキスパートと交流することは、必ずや将来の役に立つはずです。そこで本学では全学的に「教育講師」制度を導入しています。この制度は、従来の非常勤講師と異なり、実社会で高い実績と豊富な経験を持つ者が常勤として教育活動に専従することにより、手厚い教育を実現するものです。学生は、社会や専門分野の課題や動向を、より現実感を持って学ぶことができます。
学部と大学院一貫教育
高度に科学技術が発展するとともに、知の専門化、細分化が進み、国際競争が激化する現代社会においては、新たな学問分野や急速な技術革新に対応できる深い専門知識と幅広い応用力を持つ人材が求められています。そのため、学部教育と大学院教育を滑らかに接続し効果的に学修できるように「学部・大学院一貫教育プログラム」を用意し、将来の職業を早い段階から見据えてプログラムを有効に活用できるようにしています。
(1)大学院授業科目の先行履修
プログラムへの参加が認められた学生は、大学院各専攻が指定する大学院授業科目を先行して履修する事ができます。これにより、大学院での学修・研究に時間的余裕を確保でき、より充実した大学院での成果を見込めます。
(2)卒業研究の早期着手・終了
このプログラムを選択し、在籍学科が認めた場合には、卒業研究を3年生後期から開始することができます。さらに、卒業研究が順調に遂行され、学科が卒業研究として十分な内容であると判断した場合には、4年生の前期末で卒業研究を終了し、大学院修士課程の研究へと進む事ができます。
(3)大学院修士課程在学中の学外研修
卒業研究を4年生の前期末で終了できた学生、または4年生終了時に大学院授業科目の所定の単位を修得した学生は、余裕を持った充実した大学院生活を送ることができます。その活用方法には、以下のように様々な選択肢があります。
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指導教員の指導のもとで、より充実した研究活動に充てる
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国内・国外のインターンシップに参加する
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海外留学(東京都市大学&カンタベリー大学留学プログラム(TUCP)等の国際人育成プログラム)に充てる
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他大学や学内の他研究室での研究に参加する
(4)大学院修士課程の早期修了
4年生の前期末で卒業研究も含めた卒業要件を満たし、かつ、大学院A日程入試に合格している学生は、4年生の後期から大学院修士課程の研究に着手でき、大学院で定められた修士課程早期修了要件を満たすことで修士の学位を1年間で取得する事が可能です(例えば、1年早く博士後期課程に進学する事ができ、その後、博士後期課程でも早い時期に十分な成果が挙げられれば、大学院修士課程、博士後期課程全体を3年間で修了することも可能です)。
*「学部・大学院一貫教育プログラム」の参加には、在学中に一定の条件を満たすことが必要です。
学部と大学院一貫教育
高度に科学技術が発展するとともに、知の専門化、細分化が進み、国際競争が激化する現代社会においては、新たな学問分野や急速な技術革新に対応できる深い専門知識と幅広い応用力を持つ人材が求められています。そのため、学部教育と大学院教育を滑らかに接続し効果的に学修できるように「学部・大学院一貫教育プログラム」を用意し、将来の職業を早い段階から見据えてプログラムを有効に活用できるようにしています。
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大学院授業科目の先行履修
プログラムへの参加が認められた学生は、大学院各専攻が指定する大学院授業科目を先行して履修する事ができます。これにより、大学院での学修・研究に時間的余裕を確保でき、より充実した大学院での成果を見込めます。
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卒業研究の早期着手・修了
このプログラムを選択し、在籍学科が認めた場合には、卒業研究を3年生後期から開始することができます。さらに、卒業研究が順調に遂行され、学科が卒業研究として十分な内容であると判断した場合には、4年生の前期末で卒業研究を終了し、大学院修士課程の研究へと進む事ができます。
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大学院修士課程在学中の学外研修
卒業研究を4年生の前期末で終了できた学生、または4年生終了時に大学院授業科目の所定の単位を修得した学生は、余裕を持った充実した大学院生活を送ることができます。その活用方法には、以下のように様々な選択肢があります。
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指導教員の指導のもとで、より充実した研究活動に充てる
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国内・国外のインターンシップに参加する
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海外留学に充てる
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他大学や学内の他研究室での研究に参加する
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本学では、学生の国際力向上を目的とし、東京都市大学オーストラリアプログラム(TAP)、東京都市大学&カンタベリー大学留学プログラム(TUCP)等の国際人育成プログラムを設けています。
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大学院修士課程の早期修了
4年生の前期末で卒業研究も含めた卒業要件を満たし、かつ、大学院A日程入試に合格している学生は、4年生の後期から大学院修士課程の研究に着手でき、大学院で定められた修士課程早期修了要件を満たすことで修士の学位を1年間で取得する事が可能です(例えば、1年早く博士後期課程に進学する事ができ、その後、博士後期課程でも早い時期に十分な成果が挙げられれば、大学院修士課程、博士後期課程全体を3年間で修了することも可能です)。
*「学部・大学院一貫教育プログラム」の参加には、在学中に一定の条件を満たすことが必要です。
学部と大学院一貫教育
高度に科学技術が発展するとともに、知の専門化、細分化が進み、国際競争が激化する現代社会においては、新たな学問分野や急速な技術革新に対応できる深い専門知識と幅広い応用力を持つ人材が求められています。そのため、学部教育と大学院教育を滑らかに接続し効果的に学修できるよう、「学部・大学院一貫教育プログラム」を用意しています。