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人間科学科紹介
※2023年度より児童学科から名称変更し、2つのコースを設置します
[児童学コース]理論と実践の統合に基づく人間理解を通して、保育、幼児教育、児童福祉、地域社会の現場で持続可能な社会の構築に貢献することのできる専門職人材の育成を目的とします
[人間総合科学コース]客観的なデータや事象の分析に基づく人間理解を通して、ヒューマンサービス、ヘルスケア、ソーシャルワーク、異業種連携の現場で持続可能な社会の構築に貢献することのできる人材の育成を目的とします
福祉、発達・心理、保健、教育・保育、文化の5分野に関して、専門的に学びます。また、子育て支援体験や異文化理解体験などの「体験プログラム」を通して理論に裏付けされた実践力を養います。
人間科学科の特徴
独自のシステムで、資格や免許を超えた真の保育力を培う
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深い人間理解に根ざした社会課題の解決
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高い専門性と実践力を身につけた専門職人材の育成
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豊かな人間性を育む幅広い参加型プログラム
子どもの成長に必要な「遊び」と「実体験」を学ぶ体験プログラム
子育て支援体験
学内の子育て支援センターにて、実践的な保育と子育て支援を学ぶ。
全国の大学に先駆け東横学園女子短期大学時代に創設された学内の子育て支援センタ-「ぴっぴ」。1日約100名の親子が利用するこの施設を学びのステージとして、2年次から、保護者や子どもとの触れ合いを通じ、実践的な保育と子育て支援を学びます。
【専門科目】
・子育て支援演習[2~4年次]
・家族支援論[2年次]
子育て支援体験 詳細はこちら
2~4年次・専門科目「子育て支援演習」(必修)
キャンパス内の子育て支援施設「ぴっぴ※」で日常的に親子を学びます。
児童学科の実習指導室のすぐ隣にある、ガラス張りの明るく広々とした施設が、本学「子育て支援センターぴっぴ」です。「ぴっぴ」は親子の遊び場として地域に開いていて、約12,000家族が利用しています。1日平均約110名の親子が利用する「ぴっぴ」で、実際に親子と触れ合い、子育てや子育て支援について学びます。
1年生は「ぴっぴ」の外からの見学のみ。児童学の基礎を学んだ2年生から「子育て支援演習」の授業で「ぴっぴ」での体験学習が始まります。子どもはどのように成長していくのか、親は子どもとどのようにかかわっているのかなどを観察し、かかわり、学習していきます。子どもと子どもとかかわるおとなについて学ぶ児童学を修めた専門家として必要な「力」を身につけていきます。
「ぴっぴ」での研修は、自主的に行います。自主性が基本です。
「ぴっぴ」には保育士がいます。保育士を直接見て学ぶことができるのも魅力です。親の気持ちに寄り添う姿を学べる機会を積極的に作るのは学生本人です。「ぴっぴ」の保育士は親子と学生を育ててくださる重要な役割を果たしています。
研修では、同時間に学生2名まで。
「ぴっぴ」の主役は親子。そのために「子育て支援演習」を行う学生は、同時間に2名までという制限があります。実際の子育ての現場で学ぶからこそ、子育て支援の実践力を身につけることができます。
※子育て支援施設(センター)
地域の子育て支援の中核として、親子を各方面からサポートしていく施設。子どもの安全な遊び場を提供しつつ、育児相談、子育て情報の提供など、その活動は施設によりさまざまです。
生活と自然体験
宿泊研修や農業体験を通じて、いのちや自然の大切さを体得する。
1年次に、山梨県八ヶ岳山荘での宿泊研修で、保育・幼児教育者に必要な「センス・オブ・ワンダー(自然の神秘さや不思議さに目を見張る感性)」を修得。2年次には、キャンパス近くの畑で野菜を育てて食する農業体験を通じて、食育の基本、いのち、自然の大切さを体得します。
【専門科目】
・幼児の生活と自然環境[1年次]
・食農文化と子育て[2年次]
生活と自然体験 詳細はこちら
2年次・専門科目「食農文化と子育て」(必修)
自然の恵みをいただきます!
食は人間が生活を営むための基本です。農作物をつくり、それを食べる文化は、人間が営んできた長い歴史に支えられています。天候の変化や「雑草」に悩まされながら、畑を耕し、種を撒き、収穫し、それを食し、収穫の後始末をすることを繰りかえす、そこには、これまでなかったような自然体験が待っています。また、日本の食文化や、今盛んに言われている「食育」などを理解します。
閑静な住宅街にひろがる食農体験用の畑
キャンパスがあるのは、自由が丘、二子玉川、田園調布に囲まれた閑静な住宅街。そんな都心でありながら、畑で自然と触れることができる環境は魅力的です。
1年次・専門科目「幼児の生活と自然環境」(必修)
五感で自然を感じて、自然で遊ぼう!
人が心身ともに健康で生きていくためには、自然との調和の取れた生活を送ることが不可欠です。便利さに慣れすぎた生活を見直すには、自然の神秘や美しさに心を動かされるような体験をすることが何よりの特効薬になります。山梨県にある「八ヶ岳山荘」で「宿泊体験」を実施。保育者として必要な「センス・オブ・ワンダー(神秘さや不思議さに目を見張る感性)」を自然体験の中で磨きます。山を散策したり、自然物を用いてオブジェをつくったり、ナイトウォークでホタルに会ったり…子どものころの自分に出会うことができます。
大自然の山懐に優しく包まれる八ヶ岳山荘(山梨県)
東京都市大学の母体である五島育英会の宿泊施設です。リゾート感覚でつくられた山荘は体育館も併設。フィールドワークとともに、インドアワークも楽しめます。
異文化理解体験
海外研修などのプログラムによって、国際感覚を鍛える。
異文化を理解し、尊重することは、グローバル化した保育環境において欠かせない能力となっています。本学科では、ニュージーランドやオーストラリアで保育と英会話を学ぶ海外研修のほか、国際感覚を有する保育・幼児教育者の育成を目的とした体験的プログラムを用意しています。
【教養科目】
・国際化と異文化理解[3年次]
【専門科目】
・海外研修[2年次]
異文化理解体験 詳細はこちら
2年次・専門科目「海外研修」(選択)
日本とちがう? 世界の子育て
子どもの可愛らしさや子どもの持つ力はどの国でも共通するものがあるかもしれません。しかし、子どもを取り巻く環境や、子育てに対する考え方、そして、保護者や行政のかかわり方は国によって大きく異なります。
研修先は、福祉・教育の先進国 ニュージーランド
ニュージーランドは子育て先進国です。テファリキという子育てのための理念があり、国をあげてそれを守り、子どもたちを守り育てる体制ができています。幼児・児童のための施設は目的に応じて種類も多く、行き届いた設備がなされています。
2年生になると「海外研修」という科目があります。2月、寒い日本を離れて、夏のニュージーランドで大学に通い、保育の理念と実情を学びます。また、実際の保育施設を何箇所か訪れ、子どもたちと遊んだり、保育の実際を観察できる3週間のプログラムです。ホームステイをして異文化の生活を存分に体験できます。大学では英語の授業も行われ、終了時には修了賞が授与され、見違えるほどのコミュニケーション能力を獲得して、自信にあふれて帰国します。
児童文化・自己表現体験
児童演劇やダンスなどを実践し、自己表現力や感性を磨く。
特別教室「スタジオ・シアター」は、国内の児童関連学部では唯一の本格的多目的施設。
学生たちの自己表現力と感性を高めるため、児童演劇、ドラマ、ダンスなど実践的な授業を実施しているほか、専門家によるワークショップなども開催されます。
【専門科目】
・保育の表現技術(言語表現)(1)(2)[1・3年次]
・保育の表現技術(身体表現)(1)(2)[2年次]
・児童文化 (2)[3年次]
児童文化・自己表現体験 詳細はこちら
1年次・専門科目「ドラマワークショップ、身体表現ワークショップ」
楽しく表現し、自由に想像し、感性を磨きます
スタジオ・シアターで子どもを対象にした演劇やダンスの公演を観たり、専門家によるワークショップを体験したり、自分たちのつくった作品を上演していきます。学生が感性を磨き、イメージを広げ、表現を試し、協働を経験し、創造力を高めてく場です。身体を使った活動、話し合い、振り返りなどを通して、学生の表現力、コミュニケーション能力、社会性、思考力を育みます。
本格的な児童演劇・人形劇やダンス公演ができるスタジオ・シアター
ヨーロッパの子どものための劇場に比較しても見劣りのしない施設です。
本格的な児童演劇、人形劇、ストーリーテリング、ダンス、パフォーマンスなどの公演ができるようになっています。さまざまなワークショップ、シンポジウム、セミナーなども実施できるスペースにもなる多目的スタジオです。プロの劇団、ダンサー、パフォーマーの作品を鑑賞したり、学生が作品を創作し上演したりできる、“観る”と“演じる”が一体となった、ユニークなスペースです。
ブラック・ボックス・シアターという何もない空間から、さまざまな世界が想像力と創造力によって生み出される瞬間を多様に経験していきます。 感性が豊かで、発想力があり、イメージを具現化できる実践力のある人材を育成します。
専門性を高める「自主研究」システム
1年次の「基礎ゼミ」(SD PBL1)から4年次の「卒業研究」まで、4年間にわたる「自主研究」を通して、様々な調査、実験、製作を体験。高い保育力と専門性を身につけるとともに、自主的に「子どもを学ぶ」探究心を持った保育者を育てます。
資格や免許だけで終わらない
“教育・保育力”を育むカリキュラム
資格や免許だけでは現代の多様な子育てニーズに対応しきれません。子育てに悩む保護者に解決策を提案できる「専門性」と「実践力」が求められています。本学科では、理論と体験 を通じてじっくり保育力を育むカリキュラムを用意しています。
研究室
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発達心理学研究室
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音楽教育学・子ども文化論研究室
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公衆衛生・健康医学研究室
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身体表現研究室
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臨床心理学研究室
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相談援助・社会福祉研究室
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教育人間学研究室
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健康福祉学研究室
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お話遊び・言語表現研究室
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造形表現・美術教育研究室
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環境行動学研究室
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幼児教育学研究室
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行政福祉・社会的養護研究室
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STEAM 教育研究室
詳しくは研究室ガイドをご覧ください。(最新版ができ次第更新予定)
年度別主要就職先一覧
業種別就職状況
卒業後の進路
保育・幼児教育のニーズの高まりを受け、保育所を設置する幼稚園が増え、「認定子ども園」が誕生しています。本学科では、保育と幼児教育の両方の基礎能力に加え、高い専門性と、子育て支援などの実践力が身につくので、幅広い領域で活躍できます。
保育・幼児教育関係
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保育所
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児童福祉施設
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幼稚園
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認定子ども園 ほか
子ども関連産業
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子ども向けアパレル産業
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玩具など関連産業
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出版社
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子ども関連事業や調査を行う一般企業 ほか
その他
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国際児童関連機関(WHO、UN、NGO、大学など)
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児童関連研究機関
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官公庁(児童行政関係、子育て支援関係など)
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病院内や企業内の保育施設 ほか
進学
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大学院の修士・博士後期課程へ
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