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経営システム工学科 Industrial & Management Systems Engineering
※2019年4月、知能情報工学科へ名称変更。
経営システム開発の知識をもとに、「経営」を科学的視点で研究する
「モノと情報の流れ」の中で経営システムがどのように機能するかをきちんと理解し、設計・開発技術、マネジメント技術を体得することが、現代のグローバル社会の経営活動に必要な要素。本学科では、その基盤となる情報活用技術に特化した教育に力を入れ、ビッグデータの解析技術や、人にやさしいシステム設計技術、マネジメント技術を養成。携帯電話や自動車、電気機器などメーカーから金融・広告などのサービス産業まで、業界を問わず活躍できる人材、起業家マインドを持つIT技術者などを育てます。
学びの特色
体験型カリキュラムで、実践的な知識を身につける
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充実したコンピュータ環境を活用した講義や演習・実験を実施。
コンピュータを使いこなすスキルを身につけます。 -
実践的な問題解決能力を身につけられるよう、実社会の問題に対して、
企業との共同研究を推進しています。 -
経営システムの講義に加え、演習・実験、工場見学・実習、インターンシップなど、
体験型のカリキュラムを導入しています。
教育研究分野
経営管理システム
経営資源を合理的に活用し、目的を遂行できる人材を育成する。
企業の経営状況を判断するために必要な科目を設置して、国際社会において経営を取り巻く社会環境と社会的責任を理解した上で、企業が利用できる経営資源(人、モノ、金、情報)などを合理的かつ効率的に活用し、経営が定めた目的を達成するために活動できる人材を育成します。
【主な研究テーマ】
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企業とは、組織とはどんなものかといった基本の理解から、将来の経営幹部として重要施策の管理運営に関係した時にも対応できるよう、技術系の強みを生かした、経営管理の仕組みと活用について実際の企業を通じて研究する。
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スマートフォンや電子マネー、電子書籍、ネットバンキング、SNSなどの情報通信技術を利用した製品やサービスは、消費者の意識や行動にどのように影響しているかを調査し、問題点を解決しながら一層の普及を図るための方策を提案する研究を行っている。
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財務情報を用いて、「収益性」「成長性」「効率性」「生産性」「安全性」の観点から、企業の評価指標に関する研究や、市場の状況を考慮した財務諸表の見方に関する研究を行っている。
市場モデリング
企業活動を科学的に調査・分析し、将来起業を目指す力を身につける。
グローバルな視点から、企業や組織体の活動および市場を科学的に調査・分析して、ビッグデータの解析や新しいビジネス展開に必要な科目を設置して、なぜ起業が必要か、起業の得失は何か、起業をするには何が必要か、さらにどうしたら起業できるかなどについて学び、将来起業を目指すような人材を育成します。
【主な研究テーマ】
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市場を分析し、得られた情報から、起業に際してのリスク分析あるいは得失などのデータ解析を中心に研究を行っている。たとえば、店舗の設計や売上げ予測あるいは販売戦略さらに自然災害に対する立地特性の分析やWeb検索などがある。
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実際の企業に起きている問題を取り上げて、その要因を探り、「統計的な見方、考え方、データの取り扱い方」などを中心に、研究を進めている。
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新しいビジネスに必要とされる知識と情報を、様々な観点からモデル化し分析することで、それを効果的に創出し運用できる、実践的システムを構築するための理論と技術を研究している。
人間情報システム
シミュレーションによって情報分析し、人間中心の情報システムを構築する。
人間の特性やシミュレーションによる情報分析技術に関する科目の他に、情報システム構築に必要な工学的基礎科目を設置して、人間工学の立場から、安心で安全な人間にとって高付加価値な製品やサービスを創出するために必要な情報分析力とシステム設計能力を持った人材を育成します。
【主な研究テーマ】
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人間の視覚・心理機能、認知行動特性を解明し、その結果をもとに、使いやすく、安全で安心できるシステム(情報通信機器やソフトウェア、Webページ、医療情報システムなど)の設計を行う研究を進めている。
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未来のコンピュータシステムや通信機器、さらには自動車や家電製品などユビキタス社会を構成するシステムを、お年寄りでも子供でも使いやすくするための操作方法の開発研究を行っている。また、脳波などによる、情報機器の操作(ブレイン-コンピュータインタラクション)や心拍等で人間の気分を推定して、それに合った音楽を自動選択する研究なども行っている。
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生物の持つ情報処理能力の起源や社会現象、人間の感情に関連する事柄をコンピュータシミュレーションや生体データの測定、解析を通して研究している。
生産システム
ロジスティクス研究を通じて、マネジメント技術を学ぶ。
資源循環型の製造の中で生産管理や品質管理そして物流管理などの様々な管理技術に関する科目を設置して、調達、生産・製造から物流までのロジスティクスシステムを扱うための計画・管理・評価の方法論を学び、総合的マネジメント技術を身につけて社会の即戦力となる人材を育成します。
【主な研究テーマ】
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多角的な視点から生産システムの最適化について研究している。生産計画、納期決定、スケジューリング、生産情報システム、生産管理、品質経営などの諸問題を対象にシステムの分析、開発、設計が研究テーマである。
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品質や安全に関する企業の社会的責任について研究している。
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経済活動のグローバル化や高度な情報化に応えるために、新しいロジスティクスの仕組みに適合するマネジメント方法論について、企画と提案を重視する研究をしている。
卒業後の進路
コンピュータ関連、情報通信関連、コンテンツ制作をはじめ、一般企業、民間研究・教育機関・団体、官公庁・自治体など、多種多様な活躍の場が広がっています。
系統
マネジメント系
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飲食・サービス
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運送
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機械
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倉庫
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建設
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金融・証券
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電気電子
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卸売・小売
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電力・ガス ほか
製造メーカー系
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自動車
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エンジニアリング
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輸送用機器
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電気電子機器
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製造業 ほか
システム・情報系
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情報処理
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コンピュータ
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システム
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ソフトウェア関連 ほか
コンサルティング系
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総合研究所(シンクタンク)
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コンサルタント業 ほか
職種
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カスタマーエンジニア
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システムエンジニア
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生産管理技術者
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品質管理技術者
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テクニカルコンサルタント
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環境コンサルタント
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プログラマー
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システムインテグレーター
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ファイナンシャル・プランナー
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教員・公務員 ほか
進学
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大学院の修士・博士後期課程へ