④ 教育へのICT活用
授業外での学修や、きめ細かな学生支援を可能とするICTの活用基盤を整備し、学修環境の向上を図っています。
パソコン必携化
東京都市大学では、2019年12月に数理・データサイエンス教育基本方針を定め、2020年度より全学部の入学生が数理・データサイエンス基礎教育を修得することとなりました。また、各学部での 情報教育や講義、演習、実験科目におけるレポートの作成、ゼミでの発表、卒業論文の作成などのほか、大学からの情報を提供するためのポータルサイトや在学中に身につけた力を見える化するシステムのTCU FORCE、学習支援システムのWebClassなど、本学では多くの場面において情報システムを活用しており、今後の高等教育機関において不可欠である DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を行っています。
このような背景から、本学ではパソコン必携化に関する基本方針を定め、2021年度の入学生からパソコンの必携化を実施しています。
授業支援システムLMS(Learning Management System)
授業支援システム(LMS)は、インターネットを経由してオンラインで講義資料の提示や配布、レポートの提出、小テストやアンケート等ができるe-learningシステムです。
パソコンからはもちろんスマートフォン、タブレットなどの携帯端末からもアクセスできますので、時間・場所を問わず、いつでも講義資料の閲覧、課題の提出などが可能です。
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学生が利用できる主な機能
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講義資料、映像、教材の閲覧、ダウンロード
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レポート提出
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メッセージ送信、掲示板の利用
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教員が利用できる主な機能
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講義資料、教材の配布
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小テスト、アンケート
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成績管理
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出席確認システム
世田谷、横浜キャンパスでは2016(平成28)年後期より学生のスマートフォン、携帯電話を活用した出席確認システムを導入し、授業での出席取得に要する時間の大幅な短縮を実現しました。さらに出席率や連続欠席日数など様々な観点から傾向分析を行うとともに、学生カルテと連携することで、学生個々の出席状況を可視化し、学生ひとり一人のきめ細やかなサポートに活かしています。
学生カルテ
2016(平成28)年度より従来までの紙媒体の学生カードを電子化し、学籍、成績、出席情報など多種多様な学生情報を一元管理、情報共有することができる学生カルテを導入しました。また、クラス担任や学修アドバイザーとの面談やサポート履歴は、学生カルテに記録することで情報共有し、学生ひとり一人に対する手厚いサポート体制を整備しています。
キャリアポートフォリオ
本学では2011(平成23)年度より、入学から卒業までの学生生活を、学生自身が主役となって、各キャンパスの特性に根差して過ごすことができるよう、そのサポートツールとして、キャリアポートフォリオを導入しています。
学生は日々の学修活動や学生生活での体験・経験について、そこから学んだこと、成長できたことをポートフォリオに記録していくことができます。
TCU-FORCE
キャリアポートフォリオを発展させて、学生の自己理解と成長、主体的な学びを学生と教員で双方向につないで支援するeポートフォリオ「TCU-FORCE」(Tokyo City University FOR Career Enrollment)を開発・導入し、2019年度の新入生から全学科で運用を開始しています。
学位の情報や各年度の履修履歴、課外活動、ボランティア活動、取得した資格などの“定性情報”に加え、「リテラシー基礎力」「コンピテンシー基礎力」「語学力」「専門実践力」など社会人として必要な6項目の“定量情報”をレーダーチャートで表示し、各能力を分かりやすく「可視化」することができます。
主な機能
・定性情報の申請と承認内容の表示
・レーダーチャートによる定量情報の表示
・目標設定と省察
・eポートフォリオ機能による活動の記録
本学では、文部科学省の大学教育再生加速プログラム(AP事業)テーマⅤ「卒業時における質保証の取組の強化」の一環として、「TCU-FORCE」を活用した学修支援を行っています。
*AP:Acceleration Program for University Education Rebuilding
本学におけるAPでの取組の詳細はこちら
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本学では、文部科学省の大学教育再生加速プログラム(AP事業)テーマⅤ「卒業時における質保証の取組の強化」の一環として、「TCU-FORCE」を活用した学修支援を行っています。
*AP:Acceleration Program for University Education Rebuilding本学におけるAPでの取組の詳細はこちら
ネットワーク基盤
これらの情報サービスの利用に必要不可欠となる学内ネットワーク基盤について、計画的に整備を行っています。
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基幹ネットワークを構成する装置の更新によるネットワーク高速化と安定性向上並びに通信帯域の増強
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Wi-Fi(無線LAN)利用エリアの拡大、通信品質の向上
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学外でのネットワーク利用環境の提供(eduroam JP*への参加)
* 大学等教育研究機関の間でキャンパス無線LANの相互利用を実現する国立情報学研究所(NII)のサービス
TCU-FORCE学修支援システム(FOR Career Enrolment)
2018年10月頃追加