2003年に誕生した、世田谷キャンパスの「SAKURA CENTER#9」（2022年に同#14から改称）は、体育館・学生食堂などを一体化した地上4階・地下1階の複合施設です。

体育館の収容人数は約2,700名、食堂は約1,000の座席を有し、〈 門 〉の姿を模した外観は、新しい生命の誕生、そして地域社会への開放を意味しています。

電力だけに頼らず、窓から入る自然光が天井の折板に反射して明るい空間を作り出す体育館。そして防災と環境に配慮してオール電化の調理器を導入した学生食堂とカフェテリア「CAFE SORA」は、朝からその場で焼いたパンを提供するなど、学生・教職員のみならず、地域にも開放して高い利便性を提供しています。

計画・設計から完成に至るまで、学生と教職員が積極的に関わった同施設は、旧体育館の床材を新食堂のフローリングに再利用（竣工当時）するなど、環境に配慮した構造が高い評価を得ています。