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トピックス詳細(イベント・行事)
2017年11月17日(金)、本学世田谷キャンパスにて「東京都市大学 第1回APシンポジウム」が開催され、各大学・高校の教職員および企業関係者を中心に、212名が参加しました。
「AP」とは、文部科学省が2014年度よりスタートさせた「大学教育再生加速プログラム(Acceleration Program for University Education Rebuilding)」のことで、本学は、2016年度に設定された「テーマⅤ 卒業時における質保証の取組の強化」に申請し、選定されました。選定された取り組みは、卒業時の学修成果を評価指標を用いて客観的に提示する「ディプロマサプリメント」と各年次終了時にも学修習熟度が把握できる「プレ・ディプロマサプリメント」を開発するという独自のものです。これにより、学生へ目標達成のための主体的な行動を促すとともに、社会や企業に対し、学生の「質」をしっかりと保証することを狙いとしています。
『改めて、「社会に通用する」学修成果とその評価を考える』というテーマのもと、本学の三木 千壽学長の挨拶より始まったシンポジウムは、前半に文部科学省 高等教育局大学振興課 大学改革推進室改革支援第二係長 河本 達毅氏による基調講演と、本学教育開発機構 副機構長/教育開発室長 永江 総宜教授と同機構 住田 曉弘室員より事業の進捗報告を行いました。
後半は、バネルディスカッションを行い、モデレータを大阪大学 高等教育・入試研究開発センター教授の山下 仁司氏が、パネリストとして基調講演をしていただいた文部科学省 河本 達毅氏をはじめ、東京都立西高等学校 主幹教諭 寺島 求氏、リクルートワークス研究所 主幹研究員 豊田 義博氏、沖電気工業株式会社 情報通信事業本部IoTアプリケーション推進部統括部長 藤原 雄彦氏、本学の湯本 雅恵副学長(教育開発機構長)が参加しました。「自律型の人材育成のためにも、1年次から自分のディプロマサプリメントを確認できる都市大の試みは有効」「他大学にとっても良きサンプルになる」など本学の取り組みを評価する意見が多かった一方、「各評価数値の妥当性に留意」「リテラシーやコンビテンシー基礎力は数値化しづらいのでは」など、活発な議論が行われ、盛況のうちに幕を閉じました。
今後も、学生の自己理解と成長を支援し、卒業までの学修成果を、より客観的に社会や企業に提示することができる仕組みづくりを推進してまいります。
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