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トピックス詳細(イベント・行事)
2024年3月7日(木)、世田谷キャンパス71A教室にて「第5回 東京都市大学ビジネスプランコンテスト」を対面にて開催しました。
同コンテストは、1997年に開学した環境情報学部(現:環境学部・メディア情報学部)一期生の白石 健太郎 氏(朝日メディアラボベンチャーズ)、大野 高 氏(東急エージェンシー)らが発起人となり、中村雅子 実行委員長(メディア情報学部 社会メディア学科教授)のもと、今回で5回目を数えます。応募資格は本学の在学生および若手研究者、卒業後10年までの卒業生を対象とし、最優秀賞には賞金30万円、優秀賞には豪華な副賞が授与されます。事前の募集説明会では、過去のファイナリストによる座談会や、起業家による講演を実施。さらには現役ベンチャーキャピタリストで本コンテストでのメンターでもある白石氏による、起業準備のための特別講義や事前相談会をオンラインにて開催しました。これらの特別講義等を受講した高レベルのエントリー13チームの中から、書類審査を通過して最終選考に残ったファイナリスト5チームが、毎週にわたるメンタリングを経てコンテストに臨みました。
今年度の審査も本学の卒業生で実社会の第一線でご活躍されている方々にご依頼し、審査員長を株式会社オールアバウト代表取締役社長兼グループCEOの江幡哲也 氏(1987年電気工学科卒)、審査員には株式会社デジタルシフトウェーブ代表取締役社長の鈴木康弘 氏(1987年電気工学科卒)、アイロボットジャパン合同会社代表執行役員社長の挽野 元 氏(1992年電気工学専攻修了)、株式会社トリドールホールディングス執行役員兼CIO兼CTOの磯村康典 氏(1993年機械工学科卒)という錚々たるメンバーに務めていただきました。
当日は各チームとも、質疑応答を含めた約15分の持ち時間を存分に使って、集客のアイデア、サービスの優位性、必要な資金などのビジネスプランを具体的にプレゼンテーションしました。その後の厳正な審査を経て、優秀賞には、自衛官や警備職用の新しい個人防護具を企画提案した「YOROI」と、生成AIを利用したプロレスキャラによるサービス「プロメニー」の2組が、そして最優秀賞には、流動床という特殊な装置を利用した砂風呂のサービス「砂の間」が選出されました。
江幡 審査員長の講評では、「年々レベルが上がっており、嬉しく思っている。5組の評価も甲乙つけがたかった。「絶対にやり抜く」という想いを強く持って、都市大には経営者が集まる会もあり、相談できるビジネスの先輩たちも大勢いるのでうまく使って欲しい。今後はテクノロジーの変化がキーワードとなるので、都市大の強みを生かして、特許の取得や独自性を前面に押し出して修練して欲しい」とのエールを頂きました。
ビジネスプランを発表した5チームとそのプランの概要は下表の通りです。
ビジネスプラン名 |
発表者 |
プラン概要 |
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Kumo Cloud |
仲野紗美(メディア情報学部 社会メディア学科 4年) |
イラストクリエーターと海外のファンのニーズをマッチングさせるサービス |
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Hobby Trust |
深谷拓実(総合理工学研究科 情報専攻 博士前期1年) |
同人誌やハンドメイド作品など趣味のグッズを転売リスクを減らして売買可能とするサービス |
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砂の間 |
林原唯斗(情報工学部 知能情報工学科 4年) |
従来の発汗サービスに代わる新感覚の砂風呂 |
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YOROI |
長谷川 開(総合理工学研究科 機械専攻 博士前期1年) |
国内、アジアをターゲットとした個人防護具(プレートキャリア)の開発・設計事業 |
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プロメニー |
安藤春香(理工学部 原子力安全工学科 2年) |
生成AIにより作成したバーチャルプロレスラーのキャラクターを利用した広告サービス |